住まいの豆知識

ヒートショックと健康リスクの軽減

皆さまこんにちは!真岡・芳賀郡内・宇都宮市の周辺で、高気密・高断熱・高耐震・エコの注文住宅・リフォームをしている真岡市工務店の有限会社ハヤセです。

家の中にいて寒く感じる、場所によって寒い・・・など、そういった経験はありませんか?
家の中でも、リビングは暖かいけど部屋から一歩出ると急に寒さを感じるなど、冷えを感じる場所が存在します。
今回はヒートショックと健康リスクの軽減についてお話ししたいと思います。

Q:冬、家の中にいるにもかかわらず、寒いと感じることはありますか?
A:よくある38%、たまにある43%、ほとんどない14%、まったくない5%

Q:家の中で、寒さを感じやすい身体の部位はどこですか?
A:1位=足、2位=手、3位=身体全体

このようにアンケートをとった結果、家の中にいるのに寒いと感じる人が、81%もいることがいることが分かりました。

ヒートショックとは?
急激な温度の変化が影響して血圧が大きく変化することが原因で起こる健康障害です。
真冬は、暖房をつけている部屋と暖房をつけていない脱衣室や浴室の温度差が10℃を超えると言われております。
暖かい部屋から寒い脱衣室に移動した時、熱を奪われないように血管が縮み血圧が上がります。
衣服を脱ぎ、浴室へ移動するとさらに血圧が上がります。
湯船に入り、熱めの湯に浸かって温まると血管が広がり血圧が下がります。
このような血圧の変動で心臓に負担をかけ、失神、心筋梗塞、脳卒中などが引き起こされ、浴室の転倒の危険や湯船で溺れるなど、命にかかわる場合もあります。

11月から2月までの時期がヒートショックの好発時期です。浴室や脱衣所などの気温が下がり、長風呂になりやすいため、危険が高まります。
昔ながらの住宅などでは、暖房設備がない場所も多いので温度差が生じやすくなります。
また、トイレでヒートショックを起こす人もいるので、お風呂以外でも温度変化のある場所には注意が必要です。

交通事故よりヒートショックで亡くなる人が多いことを知っていますか?
・ヒートショックによる家庭内事故死者(入浴中死) 19,000人/年
・交通事故死者 3215人/年 (2019年)
なんと、交通事故死の約6倍の人がヒートショックで亡くなっているのです。

疾患による死亡率の都道府県別順位
ここ栃木県は・・・
心疾患1位、脳血管疾患1位、呼吸器疾患13位と、死亡率が日本一
ヒートショックによる死亡(冬期死亡増加率)もワースト1位

ヒートショックになりやすい人は?
・65歳以上である
・高血圧、糖尿病、動脈硬化、不整脈などの持病がある
・肥満気味
・お風呂、洗面所、脱衣所、トイレが寒い家
・一番風呂が好き
・熱い風呂が好き
・お酒を飲んだ後にお風呂に入ることがある
・いつも30分以上は湯船に浸かる
上記のような人はヒートショックを起こしやすいので注意しましょう。

では、ヒートショックのリスクを軽減するにはどうすれば良いのでしょうか?

ヒートショックのリスクを軽減するためには、血圧が急上昇・急降下しないように温度差をできるだけ小さくする必要があります。
・すぐにできる対策
暖房器具を置くなどして脱衣所と浴室を温めたり、入浴までの数分間でも浴槽のふたを開けて湯気で浴室を温めたりなども、リスクの軽減になります。
・リフォームで対策
住宅の高断熱化、高気密化をして家の性能を上げるリフォームで対策することも可能です。
タイル張りの浴室からユニットバスに入替えると、断熱性や気密性が抜群のため、暖かさが格段に変わります。脱衣所と浴室の室温差を少なくするために、浴室暖房機が付いた換気扇を選定するのも良いかもしれません。
また、洗面所・脱衣所の今ある窓にインナーサッシ(内窓)を設置することも効果的です。気密性を向上させ、室温と外気の寒暖差が触れることで発生する結露を抑制することもできます。
現在、高い省エネ性能を有する住宅リフォームをした人に、さまざまな商品や追加工事と交換できるポイントを付与する「グリーン住宅ポイント制度」が始まっております。このような補助制度を利用して、お得に断熱性能を上げるリフォームをしてみるのも良いかもしれません。

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